2020年8月10日月曜日

オオナミハグモ

オオナミハグモCybaeus magnus♀。
20208月、茨城にて。
体長10㎜を超える大型のナミハグモ。
模式産地は青森県の恐山であり、主に東北地方に分布する(Ihara 2004)
写真の個体は、茨城県北部の山地にて、夜間樹上を歩き回っていたもの。
ナミハグモ属は冬季に成熟する種が多いが、
本種の雌雄成体は夏に採集される傾向にあるようだ(Ihara 2004)

オオナミハグモ♂。
2020年8月、茨城にて。
(1)オオナミハグモ外雌器腹面図、
(2)同♂触肢側面図。
Scales=0.5㎜
外見はカチドキナミハグモに似るが、♀生殖器内部構造および
♂触肢形態(膝節突起)により区別可能。

引用文献
Ihara, Y. 2004. Descriptions of large- and medium-sized species of the genus Cybaeus (Araneae: Cybaeidae) from Tohoku district, northern Honshu, Japan. Acta Arachnol., 53: 35-51.

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