オキナワキムラグモRyuthela nishihirai♀。
2017年11月、沖縄本島にて。
主に沖縄本島の南部に分布。
林内の地表や崖地に穴を掘り、入り口に扉をつける。
写真の個体は那覇市で撮影した。
中部～北部にかけてヤンバルキムラグモHeptathela yanbaruensis
と分布域が重複する場合があるため注意が必要。
（Tanikawa 2013, Tanikawa & Miyashita 2014）
識別：オキナワキムラグモとヤンバルキムラグモの雌は
生殖器の形態によって識別できる（小野 2009）。
オキナワ：一対のブドウの房状の受精嚢ヤンバル：一対の二葉性の受精嚢(内嚢および外嚢が発達）
同個体背面図。
同個体後背面図。
オキナワキムラグモ♀。
沖縄島にて。
同個体側面図。
同個体糸疣。
オキナワキムラグモ♂。
2017年11月、沖縄本島にて。
同個体。
オキナワキムラグモの住居。
引用文献
小野展嗣 2009. 日本産クモ類. 東海大学出版会. 739pp.
Tanikawa, A. 2013. Phylogeny and genetic variation in the spider of the genus Ryuthela (Araneae: Liphistiidae). Acta Arachnol., 62: 41-49.
Tanikawa, A. & Miyashita, T. 2014. Discovery of s cryptic species of Heptathela from the northermost part of Okinawajima Is., Southwest Japan, as revealed by mitochondrial and nuclear DNA. Acta Arachnol., 63: 65-72.
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