ワイノジハエトリMarpissa mashibarai♂。
2019年6月、茨城にて。
非常に細長い体型のハエトリグモ。
日本および韓国に分布し、国内では本州~四国から記録されているが採集例は少ない。
タイプ産地は山口県秋吉台。
広大な草原や都市部の小規模な草地、湖畔や海辺の植生帯から採集されており、背丈の低い単子葉草本群落に依存している可能性がある。
和名は本種の特徴である黒く長い第一脚および頭胸部から腹部にかけて続く黒色のラインを「Yの字」に見立てたことに因む。
種小名は最初の発見者である増原啓一氏への献名。
同個体。
同個体。
ワイノジハエトリ♂。
2019年6月、茨城にて。
ワイノジハエトリ♀。
2019年6月、茨城にて。
ワイノジハエトリ♀。
2017年6月撮影。
同個体。
(1)ワイノジハエトリ♂背面図、
(2)同♀背面図、
(3)ワイノジハエトリ♂触肢側面図、
(4)外雌器腹面図。
Scales=0.5mm(1-2), 0.1mm(3-4).
引用文献
Baba, Y. G. 2013. A new species of the genus Marpissa (Araneae: Salticidae) from Japan. Acta Arachnologica 62(1): 51-53.
0 件のコメント:
コメントを投稿