シノビグモShinobius orientalis♀。
2018年7月、茨城にて。
主に山地の渓流脇に棲息。
昼間は岩壁の苔や草本の株本、岩の隙間に身を潜めており、
夜になると岩の表面やシダの葉上などに脚を広げて餌を待つ。
本種は記載当時、三重県のみから採集されていたため、
忍びの国(伊賀)に因んでシノビグモと命名された。
また、本種の属するサシアシグモ科(Trechaleidae)は
「抜き足差し足忍び足」に由来。
現在では三重県のみならず日本各地から記録されている。
同個体拡大図。
シノビグモ♂。
2018年7月、茨城にて。
引用文献
Yaginuma, T. 1967. Three new spiders (Argiope, Boethus and Cispius) from Japan. Acta Arachnologica 20: 50-64.
Yaginuma, T. 1991. A new genus, Shinobius, of the Japanese pisaurid spider (Araneae: Pisauridae). Acta Arachnologica 40: 1-6.
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