2019年6月22日土曜日

Octonoba sybotides (Bösenberg & Strand 1906) 


カタハリウズグモ


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カタハリウズグモ♀。
直線状の隠れ帯をつけた個体。
2019年6月、茨城にて。

平地林で多く見かける種。
林内の低木の葉枝間、河川敷や湿地の草本間などに水平円網を張っている。
同属のヤマウズグモは本種よりも体色が暗く、山地の渓流脇に多い。
また、エゾウズグモは本種およびヤマウズグモと混生することがあり、
体色にも変異があるため注意が必要。
いずれも生殖器形態により容易に区別可能。

カタハリウズグモ♀。
2019年6月、茨城にて。
渦巻き状の隠れ帯をつけた個体。
本種は空腹状態に応じて隠れ帯を張り替えるとされている(渡部 2002)。

カタハリウズグモの渦巻き状隠れ帯。
2020年8月撮影。

カタハリウズグモの水平円網。
2020年8月撮影。

カタハリウズグモ♂の網。
雄は円網ではなくシート状の網を張る。
2020年8月撮影。

カタハリウズグモと卵嚢。
2019年6月、茨城にて。

カタハリウズグモ♂。
2019年5月、茨城にて。

引用文献
渡部健 2002. カタハリウズグモの網構造の可塑性とその機能について. Acta. Arachnol., 51: 73-78.

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