コンピラヒメグモ

コンピラヒメグモParasteatoda kompirensis♀。

2020年7月撮影。

河川敷や樹林地の林縁などに棲息。

草本や低木の葉間、葉裏に不規則網を張る。

和名および種小名の「こんぴら」は、本種のタイプ産地である

佐賀県金立市の金刀比羅(金比羅)神社に因む。

同所は、Bosenberg & Strand (1906)「Japanische Spinnen」

の中で記載された多数のクモのタイプ産地となっており、

まさしく「日本産クモ類の聖地」である。

同個体側面図。

コンピラヒメグモ♀。
2019年7月、茨城にて。

引用文献

Boesenberg, W. & Strand, E. 1906. Japanische Spinnen. Abh. Senckenb. Naturf. Ges. 30:93-422.