カムイハシリグモ

カムイハシリグモDolomedes senilis♂亜成体。

2019年9月、北海道にて。

主に湿地に棲息する大型のハシリグモ。

水面や草本上に静止しているが、刺激を与えると水中に潜る。

ロシア、中国、日本に分布。

大型種でありながら、日本国内の個体が本種として

同定・報告されたのは2012年と比較的最近である（Tanikawa 2012）。

種小名は「年老いた」、和名はアイヌ語で神を意味する「kamuy(=神威)」。

カムイハシリグモ♂亜成体。

2019年9月、北海道にて。

カムイハシリグモ幼体。

RM氏発見。

2019年9月、北海道にて。

カムイハシリグモ幼体（色彩変異）。

RW氏発見。

2019年9月、北海道にて。

水中に潜るカムイハシリグモ幼体。

2019年9月、北海道にて。

カムイハシリグモ♂成体。

2019年10月21日、飼育下にて成熟。

同個体。

（1）カムイハシリグモ外雌器腹面図、（2）♂触肢腹面図、（3）同側面図。

Scales=0.1㎜

引用文献

Tanikawa, A. (2012). Further notes on the spiders of the genus Dolomedes (Araneae: Pisauridae) from Japan. Acta Arachnologica 61(1): 11-17.