Curticoelotes kintaroi (Nishikawa 1983)
マサカリヤチグモ♀。
外見はフタバヤチグモに似る。
近年、新属Curticoelotes(ヒラドヤチグモ属)に移動した。
マサカリヤチグモ幼体。
いずれも別個体。
体色は淡い。
マサカリヤチグモCoelotes kintaroi♀。
2019年採集。
青森~新潟にかけて分布する北方系のヤチグモ(ただし北海道には分布しない)。
山地にて、渓流脇の石下や地下浅層に管状住居を作り、その中に潜んでいた。
全身が淡色であり、フタバヤチグモやウスイロヤチグモに似る。
種小名のkintaroiは本種の存在を認識するきっかけとなった最初の標本を採集した
馬場金太郎氏(昆虫採集学で有名)に因む(Nishikawa 1983)。
Scales=5mm
マサカリヤチグモ外雌器。
Scale=0.5mm
マサカリヤチグモ♂触肢。
(1)腹面図、(2-3)側面図。
Scales=0.5mm
引用文献
Nishikawa, Y. 1983. Spiders of the genus Coelotes (Araneae, Agelenidae) from the mountains of the Tohoku Distinct, northeast Japan. Memoirs of the National Science Museum Tokyo 16: 123-136.
引用文献
Okumura, K. 2020. Three new genera with taxonomic revisions of the subfamily Coelotinae (Araneae: Agelenidae) from Japan. Acta Arachnologica, 69: 77-94.
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