ヒナマシラグモ属の一種B Masirana sp. B。
2019年11月、静岡にて。
溶岩洞の内部や入り口付近にみられた。
ヒナマシラグモ属の一種B。
2019年11月、静岡にて。
シート網に静止する♀。
2019年11月、静岡にて。
(1)♂背面図、
(2)♂触肢側面図、
(3)♂触肢脛節先端突起拡大図。
Scales=0.5mm(1), 0.1mm(2).
本種の生息地付近ではアベマシラグモM. abensisとスルガマシラグモM. kyokoaeが記録されている。両種は♂触肢脛節先端の突起および棘毛の形態により識別可能とされる(入江・小野 2009)。採集個体を検鏡したところ、鉤状の突起と杯状の毛が確認できたほか、アベマシラグモの原記載に示されている♂触肢腿節の強い毛を欠くこと、♂触肢膝節と脛節の長さの比などから、スルガマシラグモの可能性が高いと考えている。
引用文献
入江照雄・小野展嗣 2009. マシラグモ科Leptonetidae. 113-120. In: 小野展嗣(編)日本産クモ類. 東海大学出版会.
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