コガネヒメグモChrysso scintillans♀。
2020年7月、茨城にて。
腹部が金色のうろこ状斑で覆われる美しいクモ。
主に山地にみられ、沢沿いの樹木の葉裏などに不規則網を張る。
本種の♀は出嚢幼体に「吐き戻し給餌」をすることで知られる(新海 1993)。
同個体背面拡大図。
同個体側面図。
コガネヒメグモの不規則網。
広葉樹やササの葉裏に張られる。
吐き戻し給餌を行うコガネヒメグモ♀。
2020年8月、茨城にて。
拡大図。
給餌前の出嚢幼体。
腹部が白い。
給餌後の幼体。
腹部の盲嚢が褐色の液体で満たされる。
背甲に認められる褐色の分岐は前出分腸(thoracenteron)。
引用文献
新海明 1993. 日本産の「子育て」グモについて. Kishidaia, 65: 9-12.
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