Griseidraconarius decolor (Nishikawa 1973)
ウスイロヤチグモ♀。
淡色のヤチグモ。石の下や地下浅層などに棲息。
タイプ産地は兵庫県丹波市の穴裏峠であり、九州から本州にかけて広く分布する。
属の変更について(Okumura 2020)
本種はこれまでヤチグモ属Coelotesの一種として分類されていたが、
以下の属徴を有する新属に移動となった。
なお、本種は新属のタイプ種である。
Griseidraconarius ウスイロヤチグモ属
・一般に体色は淡い
・♂触肢の指示器は幅広く、顕著に湾曲する・外雌器突起は外雌器上部中央に位置し、非常に小さい・受精嚢は小さく、数個の球部から成る
ウスイロヤチグモ♀。
ウスイロヤチグモ♀。
2021年3月撮影。
ウスイロヤチグモ♂。
ウスイロヤチグモ♂小型個体。
体サイズや体色濃度には個体差がみられる。
(1-2) ウスイロヤチグモ外雌器腹面図、
(3)♂触肢腹面図、(4)同側面図。
Scales=0.5㎜
同所におけるウスイロヤチグモの体サイズ変異。
全て♀成体。
引用文献
Okumura, K. 2020. Three new genera with taxonomic revisions of the subfamily Coelotinae (Araneae: Agelenidae) from Japan. Acta Arachnologica, 69: 77-94.
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