2020年12月19日土曜日

Theridiosoma fulvum Suzuki, Serita & Hiramatsu 2020


アメイロカラカラグモ


▶Back to Theridiosomatidae



アメイロカラカラグモTheridiosoma fulvum♀。
茨城にて。

北海道~四国に分布。
水位が浅く植生が繁茂した湿地や河川敷の草地などに棲息する。
タイプ産地は埼玉県入間市。

和名の「飴色」および種小名(fulvum=黄色、飴色)は本種の体色に由来。

アメイロカラカラグモ♀腹面図。

アメイロカラカラグモ♀。

アメイロカラカラグモ♂。

交接中のアメイロカラカラグモ♀♂。

(1)アメイロカラカラグモ外雌器腹面図、(2)内部生殖器背面図、
(3)♂触肢腹面図、(4)同後腹面図、(5)同側面図。
Scales=0.1㎜

Abbreviations
C: conductor; CD: copulatory duct; CP: conductor projection;
E: embolus; EA: embolic apophysis; ED: embolic division;
FD: fertilization duct; MA: median apophysis; S: spermatheca;
ST: subtegulum; T: tegulum. 
矢印はEDの末端を示す.

本種はミナモカラカラグモT. paludicolumに似るが、
体色斑紋および生殖器形態により容易に区別できる。

引用文献
 Y. Suzuki, R. Serita & T. Hiramatsu. 2020. Japanese spiders of the genus Theridiosoma (Araneae: Theridiosomatidae) with the description of four new species. Acta Arachnologica, 69: 133-150.

 

0 件のコメント:

コメントを投稿