アワセイソタナグモParatheuma awasensis♀。
2021年5月、沖縄島にて。
沖縄のクモ学者、下謝名松榮氏によって2012年に記載されたクモ。
タイプ産地は泡瀬泡瀬干潟。
沖縄県レッドデータ絶滅危惧IA類。
潮間帯に生息し、主に転石の窪みに営巣する。
生息場所は満潮時に水没するが、巣の内側に空気を貯えることでしのぐ。
同個体。
(1) シマイソタナグモ(左)とアワセイソタナグモ(右)
(2)シマイソタナグモ外雌器
(3)アワセイソタナグモ外雌器
両種は体サイズおよび外見が酷似し、同所的に生息する場合もあるため、
同定の際は交尾器の確認が必要。
引用文献
Shimojana, M. 2012. A new species of the marine spider genus Paratheuma (Araneae: Agelenidae) from Okinawajima Island, Japan. Acta Arachnol., 61: 93-96.
千木良 芳範 2017. 改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物第3版. 動物編. 3.10. クモ形類. p403.
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