2022年7月2日土曜日

Sennin tanikawai Suzuki, Hiramatsu & Tatsuta, 2022


イリオモテホラアナカラカラグモ


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イリオモテホラアナカラカラグモ♂。
西表島にて。

これまでに西表島の石灰洞とその周辺のみから採集されている。

本種の属するホラアナカラカラグモ属Senninは、以下の形態的特徴により他属から区別できる。①♂触肢杯葉背面に長大な板状の突起(cymbial apophysis)を有する②♂栓子突起は膜質の指示器に包まれ、3本の針状の突起は強く湾曲するからせん状になる③外雌器後端に細い垂体を有する④交尾管は複雑であり、貯精嚢の脇でコイル状になる。
日本からイリオモテホラアナカラカラグモS. tanikawaiが、中国南部からS. coddingtoniが知られる。

イリオモテホラアナカラカラグモ♂。

イリオモテホラアナカラカラグモ♀。

雄触肢側面図。

外雌器腹面図。

引用文献
Y. Suzuki, T. Hiramatsu, H. Tatsuta 2022. Two new species and a new genus of ray spiders (Araneae, Theridiosomatidae) from the Ryukyu Islands, Southwest Japan, with notes on their natural history. ZooKeys, 1109: 67-101.






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