カチドキナミハグモCybaeus nipponicus♀。
2017年12月、静岡にて。
腹部背面に淡色の縦条が走るタイプ。
葉状斑が連結したものと解釈できるように思う。
同個体拡大図。
カチドキナミハグモ♀。
2017年12月、静岡にて。
腹部の斑紋が目立たないタイプ。
カチドキナミハグモ♀。
2017年3月、静岡にて。
腹部背面に淡色の葉状斑が並ぶタイプ。
カチドキナミハグモ♂。
2018年12月、静岡にて。
カチドキナミハグモ♂。
2017年12月、静岡にて。
斑紋が薄いタイプ。
カチドキナミハグモ♂。
2017年12月、静岡にて。
斑紋が目立つタイプ。
カチドキナミハグモ♀。
静岡にて。
カチドキナミハグモ♂。
静岡にて。
(1)カチドキナミハグモ外雌器腹面図(腹部背面に淡色縦条が走るタイプ)、
(2)外雌器腹面図(腹部背面に斑紋を欠くタイプ)、
(3)♂触肢側面図。
Scales=0.5mm
カチドキナミハグモは関東~九州にかけて広く分布する大型種であり、
体色や斑紋、♂触肢形態に地理的変異がある(井原 2009)。
静岡では、無斑タイプ、淡色葉状斑タイプ、淡色縦条タイプが
同所的にみられた。
山地の渓流脇の崖地や石下などに棲息し、管状住居内に潜む場合と地表を
徘徊している場合がある。
引用文献
井原庸 2009. ナミハグモ科. In: 小野展嗣 (編) 日本産クモ類. 東海大学出版会. 738pp.
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