2017年12月23日土曜日

Badumna longinqua (L.Koch 1867)


ハルカガケジグモ


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ハルカガケジグモBadumna longinqua♀。
2019年5月、茨城にて。
本種はオーストラリア東部を原産地とするクモであり、日本国においては外来種として認識されている。国内の産地としては埼玉、東京、静岡、愛知、岡山、愛媛の6件が挙げられ(新海ら 2018)、今回茨城でも新たに記録された。
発見された個体はいずれも港のマリーナ周辺のフェンスに造網していた。

ハルカガケジグモ♀。
2019年5月、茨城にて。
同属のクロガケジグモに似るが、本種の方が体色が明るい(体表に白毛が目立つ)ような印象がある。ただしクロガケジグモにも明色個体がみられるため注意が必要。

ハルカガケジグモ♀。
2019年8月、茨城にて。

ハルカガケジグモ♀の顔面。
2019年8月、茨城にて。

ハルカガケジグモBadumna longinqua♀。2017年3月、静岡にて。

(1)ハルカガケジグモ♀背面図、
(2)外雌器。
Scales=5mm(1), 0.5㎜(2)

ハルカガケジグモのボロ網。

引用文献
新海 明・安藤昭久・谷川明男・池田博明・桑田隆生 2018. CD 日本のクモ ver. 2018. 著者自

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