Theridiosoma epeiroides Bösenberg & Strand 1906
カラカラグモTheridiosoma epeiroides♀。
2019年5月、茨城にて。
主に山地に棲息。
薄暗い林内の林床や渓流脇の崖地にみられる。
タイプ産地は佐賀県。
カラカラグモ♀側面図。
2019年5月、茨城にて。
カラカラグモ♀。2018年6月、茨城にて。
山地の渓流脇にて、苔むした岩の表面に糸を張っていた。
同個体。トビムシを摂食している。
カラカラグモ♂。
2019年5月、茨城にて。
カラカラグモの網。
カラカラグモの網側面図。
餌捕獲における網形態の変化。
通常時はtraplineを前脚で手繰り寄せておくことで網は傘上(円錐状)になっているが、
餌が網に接近すると糸を開放し、網は平面に戻る(新海・新海 1985)。
この際、横糸がたるむことで餌はがんじがらめになる。
(1)カラカラグモ外雌器腹面図、(2)内部生殖器背面図、
(3)♂触肢腹面図、(4)同後腹面図、(5)同側面図。
Scales=0.1㎜
Abbreviations
C: conductor; CD: copulatory duct; CP: conductor projection;
E: embolus; EA: embolic apophysis; ED: embolic division;
FD: fertilization duct; MA: median apophysis; S: spermatheca;
ST: subtegulum; T: tegulum.
矢印はEDの末端を示す.
引用文献
新海明・新海栄一 1985. 造網行動と餌捕獲行動からみたカラカラグモの網の由来についての一考察. Acta Arachnologica, 33: 9-17.
0 件のコメント:
コメントを投稿