Araneus reizan Tanikawa 2020
ヤマブシオニグモAraneus reizan♀。
2019年8月、茨城にて。
2020年に記載された大型のオニグモ属の一種。
同属の近縁種とは外雌器形態(開口部)により区別可能。
また、♂触肢はヤエンオニグモに酷似するが、微細構造により区別できる。
種小名のreizanは霊山の意。本種の摸式産地である兵庫県姫路市の雪彦山に因む。
雪彦山に加えて田束山や筑波山といった霊山も産地に含まれる。
和名の「ヤマブシ」は山伏(山中で修行する僧、修験者)に因むと思われる。
同個体背側面図。
同個体前面図。
同個体背面拡大図。
産卵直後であったため、腹部が著しく膨張している。
一見するとマユミオニグモのように見えるが、背側面の模様が異なる。
ヤマブシオニグモ外雌器腹側面図。
参考文献
Tanikawa, A. 2020. A new species of Araneus (Araneae: Araneidae) from Japan. Acta Arachnol., 69(1): 11-15.
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