2020年12月14日月曜日

世界のカラカラグモ属チェックリスト

カラカラグモ属Theridiosoma(カラカラグモ科Theridiosomatidae)は体長1―3㎜程度の小型種から構成されるグループであり, 円網をスリングショットのように射出することで虫を捕獲するという興味深い習性をもつ.

本コラムでは. World spider catalogおよび原記載に基づき, 現時点で世界から知られているカラカラグモ属全種の情報をチェックリストとして整理した. 

カラカラグモとその網. 
Theridiosoma epeiroides & its orb web
網構造と採餌行動.
Web structure & prey-capture behavior
♂触肢の基本構造(T. epeiroides
Male palp
♀生殖器の基本構造(T. epeiroides
Female genitalia



【Check List of Theridiosoma species in the world】

(Based on the World Spider Catalog 2022)

36 valid species (2022/7/5)

【凡例】
分布:主な分布域.
記載:これまでに記載されている性.
種名:種小名の語源.
特徴:体色, 斑紋, 生殖器形態に関する簡潔な説明.
タイプ標本:タイプ標本が保管されている施設の名称.
備考:補足説明. 筆者個人の見解.


Family: Theridiosomatidae Simon,1881
Genus Theridiosoma O. Pickard-Cambridge, 1879 

1. Theridiosoma alboannulatum Suzuki, Serita & Hiramatsu 2020 シロワカラカラグモ

分布:日本(宮古島, 西表島)
記載:♂♀.
種名:腹部の白色環紋に由来.
特徴:背甲および歩脚, 腹部は淡黄褐色. 頭部領域の側面(頸溝付近)は暗色. 腹部に白色の環状紋を伴う. ♂触肢のEAは単純で, CPを欠く. 外雌器は突起を欠く.
タイプ標本:国立科学博物館(NSMT).
備考:原記載にhabitusのカラー写真あり.

2. Theridiosoma ankas Dupérré & Tapia, 2017

分布:Ecuador.
記載:♂のみ.
種名:南米ケチュア族の言語で「青色」を意味する. 本種の腹部色に由来.
特徴:背甲および歩脚は黄色. 腹部は淡青色. ♂触肢のMAは腹面に向かって突出し, 先端は尖る. Cymbial lamellaが広く発達する.
タイプ標本:Museum of Invertebrates, Pontifícia Universidad Católica, Quito (QCAZ), Ecuador (holotype); Zoologisches Museum Hamburg (ZMH), Hamburg, Germany(paratype)
備考:原記載にhabitusのカラー写真あり.

3. Theridiosoma argenteolunulatum Simon, 1897

分布:Caribbean, Venezuela.
記載:♀のみ.
種名:「銀色かつ三日月状の/銀色かつ半月状の」. 腹部背面の斑紋に由来.
特徴:背甲は褐色, 頭部および胸部周縁は暗色. 腹部は球形, 暗色であり, 背面に銀色・三日月状の斑紋を備える.
タイプ標本:Muséum National d’Histoire Naturelle in Paris, France(推定)
備考:allotype(♂)はPico Turquinoの1500-3600m帯で採集されている. 生殖器形態はカラカラグモ科のそれとは大きく異なり, むしろアシナガグモ科にみえる.

4. Theridiosoma blaisei Simon, 1903

分布:Gabon.
記載:♀のみ.
種名:人名?
特徴:(解読中)
タイプ標本:Muséum National d’Histoire Naturelle in Paris, France(推定)
備考:原記載以降記録がない.

5. Theridiosoma caaguara Rodrigues & Ott, 2005 

分布:Brazil.
記載:♂のみ.
種名:先住民カグアラ族に由来.
特徴:背甲は淡黄色. 腹部背面は淡黄色, 側面は褐色. 腹部背面に十字の暗色紋を備える. ♂触肢のMAは単純.
タイプ標本:不明
備考:特になし.

6. Theridiosoma chiripa Rodrigues & Ott, 2005

分布:Brazil.
記載:♂♀.
種名:先住民族の衣服名に由来.
特徴:背甲は淡黄色. 腹部背面は淡黄色, 前縁および後縁は暗褐色. 腹部背面に白斑を備える. ♀は腹部背面後方に白色の帯状模様を備える. ♂触肢および外雌器共に単純. 
タイプ標本:不明
備考:原記載以降記録がない. 形態はややZomaに似る.

7. Theridiosoma circuloargenteum Wunderlich, 1976

分布:Australia (New South Wales).
記載:♂のみ.
種名:「丸い銀色の」.
特徴:背甲は淡黄色. 腹部は黄褐色. 腹部背面に楕円形の銀色帯を備える. ♂触肢のEAは単純.
タイプ標本:Senckenberg Museum, Frankfurt am Main (SMF), Germany.
備考:特になし.

8. Theridiosoma concolor Keyserling, 1884

分布:Mexico, Brazil.
記載:♀のみ.
種名:「単色の」.
特徴:全身が淡黄色. 
タイプ標本:不明.
備考:原記載以降記録がない. 原記載にhabitusの着色画が掲載されている.

9. Theridiosoma davisi Archer, 1953 

分布:Mexico.
記載:♀のみ.
種名:採集者のL.I.Davis氏に因む.
特徴:外見はT. gemmosumに似る.
タイプ標本:不明.
備考:原記載以降記録がない. 

10. Theridiosoma dissimulatum Suzuki, Serita & Hiramatsu 2020 ナンゴクカラカラグモ

分布:日本(奄美大島~西表島)
記載:♂♀.
種名:「偽る, 欺く, 変装する」の意. 本種の多様な色彩斑紋変異に由来.
特徴:背甲および歩脚は黄褐色, 頭部領域は暗色. 腹部は黄褐色で背側面前方および後方に大きな暗色斑を伴う. ♂触肢は2本のEAおよびCPを伴う. 外雌器は先端が鈍い一対の突起を備え, 内側の輪郭は♥型.
タイプ標本:国立科学博物館(NSMT).
備考:原記載にhabitusのカラー写真あり.

11. Theridiosoma diwang Miller, Griswold & Yin, 2009  

分布:China.
記載:♀のみ.
種名:中国語でdiは地面, wangは網を意味する. 本種が地表の落葉上に造網することに因む.
特徴:背甲は暗褐色, 頭部は黒色. 腹部側面は暗褐色, 背面は白色斑で覆われ, 前方に一対の黒斑を備える. 外雌器中央後縁に小さな切れ込みを有する. 
タイプ標本:Hunan Normal University, China(holotype); California Academy of Sciences and Hunan Normal University(other specimens).
備考:原記載にhabitusのカラー写真あり. 

12. Theridiosoma epeiroides Bösenberg & Strand, 1906 カラカラグモ

分布:Russia (Far East), Korea, Japan.
記載:♀♂.
種名:「epeiraに似た」?
特徴: 背甲は一様に暗褐色. 腹部は暗褐色で, 背面に白色の鱗状模様を備える. 腹部背面後方中央は暗褐色. 外雌器後縁に一対の向かい合う突起を有する. ♂触肢は長大なCPを伴い, 二本のEAが露出する. 
タイプ標本:Senckenberg Museum, Frankfurt am Main (SMF), Germany.
備考:原記載にhabitusのスケッチが掲載されている.

13. Theridiosoma esmeraldas Dupérré & Tapia, 2017

分布:Ecuador.
記載:♂のみ.
種名:タイプ産地(Rio Esmeraldas)に由来.
特徴:背甲は暗褐色. 歩脚は黄褐色. 腹部は灰色であり暗色紋を伴う. ♂触肢のMAは二重構造をとる.  
タイプ標本:Museum of Invertebrates, Pontifícia Universidad Católica, Quito (QCAZ), Ecuador (holotype)
備考:1♂のみに基づく記載. 原記載にhabitusのカラー写真あり.

14. Theridiosoma fasciatum Workman, 1896

分布:Singapore, Indonesia (Sumatra).
記載:♀♂.
種名:「帯模様の」.
特徴:背甲は斑紋を欠く. 腹部背面前方に一対の斑紋を, 後方に一本の横断する帯模様を伴う. 
タイプ標本:不明. 原記載には”個人コレクション”とある.
備考:原記載以降記録なし. ♂触肢形態の記載は極めて簡素.

15. Theridiosoma fulvum Suzuki, Serita & Hiramatsu 2020 アメイロカラカラグモ

分布:日本(北海道, 本州, 四国)
記載:♂♀.
種名:「黄色の, 飴色の」. 体色に由来.
特徴:背甲および歩脚, 腹部は黄褐色. 腹部背面は明瞭な斑紋を欠くが, 個体によっては一対の多きな黄色斑を備える. ♂触肢は3本のEA(うち一本は膜状)およびCPを備える. 外雌器は先端が鋭く尖った突起を備え、内側の輪郭は栓抜きの頭型.
タイプ標本:国立科学博物館(NSMT).
備考:原記載にhabitusのカラー写真あり.

16.Theridiosoma gemmosum (L. Koch, 1877) クロカラカラグモ

分布:North America, Europe, Turkey, Caucasus, Iran, Japan.
記載:♀♂.
種名:「宝石がちりばめられた」. 腹部背面の色彩斑紋に因むと考えられる.
特徴:背甲は暗褐色~黒色. 腹部は暗褐色であり, 背面全体が銀白色の鱗状紋で覆われる.
外雌器はフード状で突起を欠く. ♂触肢はCPを欠く.
タイプ標本:不明.
備考:本属のタイプ種. 

17.Theridiosoma genevensium (Brignoli, 1972) 

分布:Sri Lanka.
記載:♀のみ.
種名:ジュネーブの住人?
特徴:背甲は暗緑色. 外雌器後縁は突起を欠く. 受精嚢は小さく, 内部生殖器中央付近に位置する. 
タイプ標本:不明.
備考:原記載以降記録なし. 記載は1♀のみに基づく.

18.Theridiosoma goodnightorum Archer, 1953

分布:Mexico to Costa Rica.
記載:♀♂.
種名:C. Goodnight氏 および M. Goodnight氏への献名.
特徴:背甲は暗黄白色, 頭部は黒色, 複数の斑点で覆われる. 腹部前方は黒色, 後部は暗褐色で銀色の斑点を伴う. 外雌器は突起を欠き, 中央後方に窪みを備える.
タイプ標本:不明.
備考:原記載は外雌器の形態に関する記述を欠く.

19.Theridiosoma kikuyu Brignoli, 1979

分布:Kenya.
記載:♀のみ.
種名:ケニアの主要な部族名に由来.
特徴:背甲は褐色, 腹部は灰褐色. 外雌器は突起を欠く. 
タイプ標本:不明.
備考:1♀のみに基づく記載. 受精嚢が互いに離れており, 他のTheridiosomaとは別属の可能性がある.

20.Theridiosoma kullki Dupérré & Tapia, 2017

分布:Ecuador.
記載:♂♀.
種名:南米ケチュア族の言語で「銀色」を意味する. 本種の腹部背面にみられるグアニン色素の斑紋に由来.  
特徴:背甲および腹部は淡黄色. 腹部背側後方に灰色の山型斑を, 前方に銀色斑を伴う. ♂触肢は細長く尖ったCPを備える. ♀生殖器は三角形の広いCDを備える. 外雌器後縁は平坦.
タイプ標本:Museum of Invertebrates, Pontifícia Universidad Católica, Quito (QCAZ), Ecuador (holotype & paratype).
備考:原記載にhabitusのカラー写真あり.

21.Theridiosoma latebricola Locket, 1968

分布:Angola.
記載:♂のみ.
種名:「穴に住む」.  
特徴:背甲は灰褐色, 中央は明色. 腹部は明灰色. 
タイプ標本:不明.
備考:原記載以降記録なし. ♂触肢の形態に関する記述が乏しい. 

22.Theridiosoma lopdelli Marples, 1955

分布:Samoa.
記載:♀♂.
種名:J.C. Lopdell氏への献名.
特徴:背甲は淡褐色. 腹部背面は淡色, 暗色の斑紋を伴う. 外雌器は突起を欠く.
タイプ標本:不明.
備考:原記載以降記録なし. 生殖器形態に関する記述が乏しい.  

23.Theridiosoma lucidum Simon, 1897 

分布:Venezuela.
記載:♂のみ.
種名:丸い銀色の.
特徴:背甲は淡黄色. 腹部は黄褐色. 腹部背面に楕円形の銀色帯を備える. ♂触肢のEAは単純.
タイプ標本:Senckenberg Museum, Frankfurt am Main (SMF), Germany.
備考:特になし.

24.Theridiosoma nebulosum Simon, 1901

分布:Malaysia. ただし, タイプ産地のJalor: Biscratは現在ではタイ南部のYala Provinceに該当すると考えられているため, 本種はThailandに産すると解釈できる(Huber et al. 2015).
記載:♀のみ.
種名:霞がかった, 霧がかった, 曇った.
特徴:背甲は黄褐色, 腹部は暗緑色かつ一対の白色帯を伴う. 外雌器はT. gemmosumに似る.
タイプ標本:Muséum National d’Histoire Naturelle in Paris, France(推定)
備考:原記載以降記録がない. 原記載は図を欠く. 

25.Theridiosoma nechodomae Petrunkevitch, 1930 

分布:Jamaica, Puerto Rico.
記載:♀♂.
種名:調査地のオーナーであるA. Nichodoma氏への献名.
特徴:背甲は淡色, 頭部は暗色. 腹部背面は暗色であり, 複数の黄色斑を伴う. 腹部腹面は暗色, 側面は黄色帯に覆われる. T. argenteolunulatumに似る.
タイプ標本:不明.
備考:特になし.

26.Theridiosoma nigrivirgatum Suzuki, Hiramatsu & Tatsuta, 2022 ジャバラカラカラグモ

分布:Japan (Ryukyu Islands)
記載:♀♂.
種名:腹部斑紋に由来.
特徴:背甲および腹部は淡黄色.腹部背面に黒斑列を伴う.生殖器形態はシロワカラカラグモに類似する.
タイプ標本:国立科学博物館(NSMT).
備考:原記載にhabitusのカラー写真あり.

27.Theridiosoma obscurum (Keyserling, 1886)

分布:Brazil.
記載:♀のみ.
種名:「暗色の」.
特徴:背甲は暗赤色, 腹部は褐色. 外雌器は突起を欠く.
タイプ標本:不明.
備考:原記載にhabitusの着色画が掲載されている.

28. Theridiosoma paludicola Suzuki, Serita & Hiramatsu 2020 ミナモカラカラグモ

分布:日本(本州, 四国)
記載:♂♀.
種名:「湿地に棲む」.
特徴:背甲および歩脚は淡黄褐色. 腹部は暗色で, 背面に一対の白色紋を伴う. ♂触肢は3本のEA(うち一本は膜状)およびCPを伴う. 外雌器は鋭い突起を有し, 内側の輪郭は雫型.
タイプ標本:国立科学博物館(NSMT).
備考:原記載にhabitusのカラー写真あり. 種小名について:-columという用法は誤りの可能性がある

29.Theridiosoma picteti Simon, 1893

分布:Indonesia (Sumatra).
記載:♂のみ.
種名:人名?
特徴:EAは単純で細長い(Brignoli 1972f).
タイプ標本:Muséum National d’Histoire Naturelle in Paris, France(推定)
備考:特になし.

30.Theridiosoma plumarium Zhao & Li, 2012

分布:China(Hainan).
記載:♂のみ.
種名:[羽毛の(of feathers)」. ♂触肢の構造に由来.
特徴:背甲は黄色. 腹部は淡褐色. 腹部背面に明灰色の斑点を伴う. 
タイプ標本: Institute of Zoology, Chinese Academy of Sciences, Beijing
備考:原記載には♂2個体が用いられている.

31.Theridiosoma sacha Dupérré & Tapia, 2017 

分布:Ecuador.
記載:♀のみ.
種名:南米ケチュア族の言語で「森」を意味する. 
特徴:背甲および腹部は暗褐色. 外雌器中央に細長い縦溝を備える.
タイプ標本:Museum of Invertebrates, Pontifícia Universidad Católica, Quito (QCAZ), Ecuador
備考:原記載にhabitusのカラー写真あり.

32.Theridiosoma sancristobalensis Baert, 2014

分布:Ecuador (Galapagos Is.) .
記載:♀♂.
種名:タイプ産地(Isla de San Cristóbal)に由来.
特徴:背甲は褐色. 腹部背面には白色帯が横断し, その前方は暗黄白色, 後方は暗色. ♂触肢は先端が湾曲したEAを伴う.
タイプ標本:Texas Memorial Museum of the University of Texas, Austin. 
備考:原記載でembolusとされている突起はEAの誤りと思われる(本属のembolusは短く管状).

33.Theridiosoma savannum Chamberlin & Ivie, 1944

分布:USA.
記載:♀♂.
種名:産地(Savannah)に由来.
特徴:背甲は明黄褐色, 頸溝付近は暗色. 腹部背面基部側は銀白色, 後方には暗色の波打つ斑紋が並ぶ. 外雌器は突起を欠く.
タイプ標本:?
備考:♂触肢形態の情報に乏しい. 原記載にhabitusの着色画が掲載されている.

34.Theridiosoma shuangbi Miller, Griswold & Yin, 2009

分布:China.
記載:♀のみ.
種名:中国語でshuangは2(双), biは腕(臂)を意味する. 本種の外雌器に備わる一対の突起に由来.
特徴:背甲は淡黄色, 頭部は黒色. 腹部は灰白色. 背面中央から後方に向かって一対の灰色条が走り, 糸疣付近で融合する. 外雌器側部に向かい合う一対の小突起を備える.
タイプ標本:Hunan Normal University, China(holotype).
備考:1♀のみで記載されている. 原記載にhabitusのカラー写真あり. 

35.Theridiosoma triumphale Zhao & Li, 2012

分布:China(Hainan).
記載:♂のみ.
種名:勝利の(of victory). EA先端の形態がV字状であることに由来.
特徴:背甲は淡黄褐色. 腹部の色彩斑紋は不明. 2本のEAが異なる方向を向いており, 側面から見た際にV字を描く.
タイプ標本: Institute of Zoology, Chinese Academy of Sciences, Beijing
備考:原記載には♂1個体のみが用いられている.

36.Theridiosoma vimineum Zhao & Li, 2012 

分布:China(Yunnan).
記載:♂のみ.
種名:柔軟な, しなかやか(pliant). ♂触肢が長くしなやかなCPを備えることに由来.
特徴:背甲は黄色. 腹部は淡褐色. 腹部背面に明灰色の斑点を伴う. 
タイプ標本: Institute of Zoology, Chinese Academy of Sciences, Beijing
備考:原記載には♂1個体のみが用いられている.


Transferred to other genera

Zoma taiwanica (Zhang, Zhu & Tso, 2006) 

分布:Taiwan .
記載:♀♂.
種名:産地(台湾)に由来.
特徴:背甲は橙色. 腹部は暗褐色, 灰色の色素斑で覆われる. ♂触肢のembolusは末梢にかけて細くなる. 外雌器は突起を欠く.
タイプ標本: National Museum of Natural Science, Taichung, Taiwan
(NMNS).
備考:Ballarin et al. 2021において, Zomaに転属された.

References
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