Theridiosoma paludicola Suzuki, Serita & Hiramatsu 2020
ミナモカラカラグモTheridiosoma paludicola♀。
千葉にて。
本州および四国に分布。
主に湖畔の芦原に棲息する。水面付近から採集されることが多い。
タイプ産地は茨城県稲敷市浮島。
和名の「水面(みなも)」は本種の生息環境(水面付近)及び、
体色斑紋(黒色の腹部に浮かぶ細長い白斑が水面の反射を連想)に因む。
種小名はラテン語で「湿地に住む」を意味し、本種の生息環境に由来。
ミナモカラカラグモ♀。
千葉にて。
ミナモカラカラグモ♂。
千葉にて。
(1)ミナモカラカラグモ外雌器腹面図、(2)内部生殖器背面図、
(3)♂触肢腹面図、(4)同後腹面図、(5)同側面図。
Scales=0.1㎜
Abbreviations
C: conductor; CD: copulatory duct; CP: conductor projection;
E: embolus; EA: embolic apophysis; ED: embolic division;
FD: fertilization duct; MA: median apophysis; S: spermatheca;
ST: subtegulum; T: tegulum.
矢印はEDの末端を示す.
本種はアメイロカラカラグモT. fulvumに似るが、体色斑紋および形態により区別可能。
引用文献
Y. Suzuki, R. Serita & T. Hiramatsu. 2020. Japanese spiders of the genus Theridiosoma (Araneae: Theridiosomatidae) with the description of four new species. Acta Arachnologica, 69: 133-150.
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